6/8 ドラゴンズvsホークス 試合後 考察
◎ドラゴンズ 5-4 ホークス
初回から松坂は球数を使いまくった。簡単に1,2番をショートゴロに
抑えたが、中村晃、柳田を連続四球、上林の強い当たりのファースト
ゴロをビシエドが弾き、満塁となってしまったが、松田をセンターフライ
で何とかしのいだ。
2回表も先頭甲斐を四球で出し、1死後千賀にバスターされボテボテ
の当たりが、投手、1塁手、2塁手の間に転がり、アンラッキーな
内野安打となり、続く明石も四球で、1死満塁のピンチとなった。ここで
塚田のセカンドゴロを周平が、間に合わないタイミングで2塁に投げて
1点取られた上、また満塁になってしまった。ここは1塁に投げてアウト
カウントを増やすのが正解だ。だが、松坂にはそんなのは関係無かった。
中村晃を三振、柳田も三振と打ち取ってしまったからだ。まあ、周平の
守備の判断力は低いのは判っているが、こういうのって中々教えて
出来るようになることじゃないよな~。まあ経験つませるのが一番
かね~?
千賀もそんなにいい立ち上がりでは無かった。初回も大島ヒット、
アルモンテ四球でピンチを招いたし(ここはビシエド併殺)、2回は
平田、福田の連打で1点奪われた。すぐに同点に追いつけたのは
でかかった。
松坂は3回も2安打されピンチを招いたが、千賀に回って助かった。
4回も先頭明石の打球を京田がトンネル、送られて中村、柳田の
場面もかなりヤバいピンチに思えた。だが、中村をサードフライ、
柳田は2打席連続の三振だ。特に柳田の三振は凄かった、前回
勝った阪神戦で福留を三振に打ち取ったフロントドアが決まった!
と思ったらボール判定だった。審判も内角のボールだと早く判断
してしまい、ストライク判定出来なかったように見えた。そんな明らかな
三振だと思ったシーン(松坂もベンチに帰ろうとした)の後、また
別の内角のスライダー(?)で三振に打ち取ったのだ。これは、
そういう打ち取り方が何種か有る事の証明に他ならない。やっぱ
松坂って凄ェ~!って思った瞬間だった。
そんな2人の投げ合いは、4回裏、急に流れが傾いた。1死後千賀が
連続四球を出した。ここでベンチに下がり治療をするという。結局
戻っては来たが、何か有ったようだ。そして、戻って来た千賀の初球を
周平が打った。その打球はかなりの滞空時間、大きな放物線を描き
ナゴドの外野フェンスギリギリに飛び込む3HRとなったのだ!いや~
素晴らしい!昨日の武山ほどでは無いが、かなり意外なHRだった。
最近いい当たりが飛んでも、ことごとくファールだったが、ようやく
入ってくれた。注目していた、上林vs周平は、上林が1安打1打点、
周平が3HRで3打点。今日は周平の勝利ですな~。でも、エラーも
有るからちょっとマイナスもついてますな~。
そして、周平のHR後もこの回は何かアクシデントの有った千賀を攻めた。
大野奨がヒット、松坂がバスターで送って、京田がタイムリーを打って
もう1点追加したのだ。結果的に、この1点がとても大きかったのだ。
千賀は結局この4回裏で降板、松坂もあまり足か腰の状態が良くない
のか、何度か手で叩いていたが、5回表、を3者凡退に打ち取った後に
降板した。まあ、球数も多かったし仕方無いが、次回登板はどのくらい
空けて来るのかな~?また、前の巨人戦のような症状だったのかな?
さて、そんな訳で、6回表からあと4回を4点差でリリーフがしのぐミッション
が始まった。ちなみに追加点は入らなかった。5回裏岡本、6回裏二保、
から先頭がヒット出塁でも追加点が取れず、7回裏にはヒット後、直倫の
バントが手に当たり(リクエスト検証で勝ち取った。まあ直倫も当たって
なかったらアピールなんかしないもんな)死球となり、京田、大島の打順で
左封じ、嘉弥真が登板して来た。京田のバントは投手正面で微妙な
タイミングだったが、捕手の指示を無死して嘉弥真は確実に1塁に投げて
アウトカウトを増やした。これは、次の大島を打ち取る自信が有るからだと
思い知らされた。大島には外野に飛ばせる程の球は1球も無く、三振だった。
さらに、アルモンテには加治屋をぶつけて来た。アルモンテをあっさり
打ち取った。そして8回裏に登板したモイネロも含めて、ホークスのリリーフの
質の高いこと…。思い知ったわ~。今日は勝ったが、明日からの戦いに
すでに暗雲が…。
さて4回を4点取られて、松坂の勝ちを消さないように繋ぐリリーフミッションの
最初の1番手は又吉だ。6回表、又吉は1安打されたが、2番塚田までで抑えた。
次の回もまたぐかと思ったが、7回表、左3人のクリンアップには岩瀬が
ぶつけられた。ところが、この岩瀬が左打者3人に3連打を浴びて1失点、
松田のサードゴロで1死2,3塁になったところで、祖父江にスイッチした。
結果はともかく、ここまで、持てる戦力を使ったベストに近い選択だったと
思う。祖父江は代打川島をセカンドゴロで1人生還させ、さらに代打
デスパイネにタイムリーを打たれてもう1点失って、この回、合計3失点。
もうミッションは赤いランプが点滅してた…。デスパイネは四球でも良かった
かな~?次の福田も確かに嫌な打者だが、デスパイネに比べればHRの
可能性は低いと思ったのだが…。同点のランナーを出す事になるしね~。
8回表はヒロシだ。2死後、中村晃を歩かせてしまい、柳田勝負のところは
頭を抱えていたが、何とかレフトフライに打ち取った。そして9回表は
田島だ。上林、松田のHRバッターを打ち取り、川島を迎えた。川島は
決してHRバッタータイプでは無い。だが私は覚えていた。それは3/20の
ヤフオクドームでのホークスとのオープン戦だった。1点リードで9回裏の
マウンドに立った田島は、中村晃にあっさり同点HRを打たれ、さらに
2死2,3塁の場面でこの川島にサヨナラ3HRを打たれた事を…。
あの時から、私の中で田島は、全く信頼出来ないクローザーとして定着
してしまった感が有るのだ。しかし…今日は見事にあっさり三振に打ち
取ってくれた!ここ3試合はとても安定している気がする。特に何が
良くなったのかは不明だが(笑)、これなら、いけそうな感じがして来た。
少なくとも、ここまで、何度も切れそうになる瞬間を迎えながら、切らずに
来たおかげも有ると思う。
昨日は先発の勝利投手の権利を奪う戦いで、今日は守る戦いだった
訳だ。どちらも上手く行くなんてなかなか無いよな~。3連戦の初戦を
勝ったのも久々ですな~。(山井の横浜完封以来だ)正直、ホークスの
リリーフ陣は負けて強しだった。でも、ホークスが6日のヤクルト戦を
雨で流してしまったせいで、ローテーションが変わり、3戦目の先発が
中田になりそうだ。武田よりはマシかな~?どうだろう…。中田と
やる時はいつも死球が怖いのだが…。
まあ、とりあえず、明日のガルシアには3連勝狙ってもらいましょう。
「勝ち運」さん、ヨロシクで~す!!