6/21 ファーム ホークス戦 試合後 考察
ドラゴンズ 2-1 ホークス
今日から2軍はホークスと3連戦で、試合放送が有ったので
見ました。そこで佐藤が凄くいい投球をしてくれました。
序盤の内は以前からの少し抜け気味の球も結構有って、抑えては
いましたが、審判の広めのストライクゾーンとホークス打線が
ボール球を結構振ってくれたからかな~?という印象でした。
結果は三振を毎回奪ってヒットも1本しか打たれなかった。
中盤以降は、直球も低めに集まり、変化球も左打者の内角低めに
決まって、空振りもよく取れていた。結局、8回まで2安打に抑え
ました。ランナーを出した時、少し制球が乱れた場面も有りましたが
特にカーブ、スライダーといった変化球がかなり打者のタイミングを
外していたのが良かったな~。
2点リードの9回裏に1死後、不運な内野安打で出塁を許すと
次の打者にいい当たりを打たれ、松井祐のグラブから球が飛び出す
2塁打になってしまった。1死2,3塁の場面となったが、佐藤は落ち
着いていて、次の打者を三振。そして最後の打者も3-2から三振!
…と思いきや、捕手のA・マルティネスが十分取れる変化球を
ストップしそこね、打者は三振振り逃げ、3塁走者もホームインして
しまった。完封は無くなってしまったが、佐藤は次の打者を平凡な
センターフライでゲームセットとなった。
2軍戦の戦績を見て、最近は結構抑えているな~とは思っていたの
ですが、こんなに良くなっているとは、ビックリしました。1軍に入り
込める枠が有るかどうかは判らないが、交流戦のホークス戦で
打たれて2軍落ちして以来、投げてない大野雄、前回登板で炎上
した鈴木翔、昨日そこそこのピッチングだったらしいが、評価は
もうひとつの小熊、そして、最も昇格1番手と目されていた柳も
火曜日打たれたという事を考えると、昇格候補1番手に躍り出たと
みて間違い無いだろう。ロング候補としても、以前の様な四球
連発はさほど心配しなくてもいいと思うので、藤嶋がもし先発に
回ったとしても、穴は彼で埋められるだろう。正直、リリーフには
あまり適正は無さそうだが、場合によったら、今の又吉の位置に
はまる可能性も有るかもな~。
打線はホークス先発の田中正義や、アンダースローの高橋に
苦労して、なかなか点が取れなかった。松井祐は今日は全然
ダメダメでしたな~。そろそろ昇格も有るかな~と思っていただけに
残念でした。
阿部ももう少しかな~?でも荒木が昇格した後、彼が内野の中心を
やっているのか、佐藤がランナーを出した時、すぐに声を掛けて
いました。いいタイミングだったと思います。こういうのも、実際の
試合を見ないと判らないですよね~。
結構いい打撃をしていたのは、石川でしたね。今季はなかなか昇格
出来ませんが、打率も高く悪くない気がします。荒木、亀沢が故障
でもしたら、上がって来るかも知れませんな~。
野本はチャンスでアンダースローの高橋からいいセンター前ヒットを
打っていた。しかし、相変わらず、追い込まれてから見逃し三振という
シーンも有って、ちょっと代打で昇格するには不安ですな~。
石岡にも2年前ぐらいからずっと注目してるのですが、少し良くなって
いる気がします。オリックスの吉田正、ソフバンの柳田とまではいか
ないが、ドラゴンズではスイングスピードの速い選手なんで期待してる
のですが…。ゴロを打つ意識が高過ぎるのか、ダウンスイング過ぎて
打ち損なうと、逆にほとんどポップフライになってる気がする…。
打撃って難しいな~。
先制点を奪ったのは、エラー出塁のランナーを3塁打で返した、
先発マスクのA・マルティネスです。前述のパスボールは戴けないが
リードはそこそこ普通に出来てたと思うし、盗塁も1つしっかり刺し
ました。まだ22歳という事を考えると、期待出来るかもな~。しぐさも
何か見てて面白い男です。凄く明るいキャラみたいです。(いい男
ですし…)
そして最後はルーキー伊藤康です。まずセンターの守備は無難に
こなしてました。問題は打撃ですが、やはりトップの位置が動き過ぎな
気がしますな~。前さばきは上手そうなんですが、あまり長打は
期待しにくい打撃フォームな気がするんだが…。う~む、森野~
ホントにあれでいいのかいな?ともあれ3塁打のマルティネスを
セーフティースクイズで返したシーンは野球センスを感じました。
少し投手正面過ぎだった、打球を見て、一瞬バッターボックスから
出て走り出すタイミングを遅らせて、捕手のダッシュを妨害する
ギリギリのプレーだった。守備妨害を取られても仕方ないくらい
には見えたが、バッターボックス内ならギリOKなラインだったと思う。
こういうとこは、さすが名門高校でよく鍛えられてるセンスを感じました。
明日からも放送が有ったら見たいのだが、残念ながら、試合開始が
2軍が1時からで、1軍が2時からなので、1時間しかライブでは見られ
ないですよね~。う~ん、無念…。
オールスターまでの18戦の先発投手起用予想
明日の予告先発が発表された。ドラゴンズは吉見、ベイスターズは
石田だそうだ。これはラミちゃん3連勝を狙って来たのかな~?
ドラゴンズで一番いい投手であるガルシアに、ベイスターズで
一番いい投手である東をぶつけて来るという事なのか?
そうかも知れないな~。それとも東は来週の頭に持って来るのか?
う~ん、1勝の重みが増して来るとマッチアップも気になるな~。
とにかく石田には今季唯一の勝ち星を献上してるから、今回は
やっつけて欲しいですね~。
とりあえず、週頭で大雑把な先発予想しましたが、今日の予想は
少し情報も入って来てるので、そこそこかな~?
6/22(金)横浜(ナゴド) 吉見 (石田)
6/23(土)横浜(ナゴド) ガルシア (東)
6/24(日)横浜(ナゴド) 山井 (浜口)
6/25
6/26(火)ヤクルト(神宮) 小笠原 (石川)
6/27(水)ヤクルト(神宮) 笠原 (ブキャナン)
6/28(木)ヤクルト(神宮) マルティネス (ハフ)
6/29(金)巨人(ナゴド) 吉見 (菅野)
6/30(土)巨人(ナゴド) ガルシア (田口)
7/1(日) 巨人(ナゴド) 山井 (内海)
7/2
7/4(水)阪神(甲子園) 笠原 (小野)
7/5(木)阪神(甲子園) マルティネス
7/6(金)ヤクルト(ナゴド) 吉見
7/7(土)ヤクルト(ナゴド) ガルシア
7/8(日)ヤクルト(ナゴド) 松坂or藤嶋
7/9(月)横浜(横浜) 山井
7/10(火)横浜(横浜) 小笠原
7/11(水)横浜(横浜) 笠原
7/12(木)
7/13(金)オールスター(京セラ)ガルシア
7/14(土)オールスター(熊本) 松坂
とりあえず、こんな感じに修正してみました。やはり横浜の
3戦目は山井が来そうですね。体調もかなりいいようです。
ガルシアも含めて、ラミちゃんの思惑を真逆にして「ぎゃふん」
と言わせてやって欲しいな~。(こっちが言いそう?)
来週の頭を小笠原、次を笠原でマルティネスは3戦目の
可能性が高いらしい。個人的には、左投手を連発する
のもどうかと思うし、また2回マルティネスを投げさせて
7/6からモヤを上げるみたいな事はさほど有効な手段
じゃない気がするんですがね~。まあ、森さんは好き
そうな投手起用ですな~。
あと藤嶋は今日、先発投手に混じって打撃練習した
という話を聞いたが、中継ぎ投手の練習にも参加して
いたらしい。う~ん、松坂次第って感じなのかな~?
でもまあ以前よりは、ちょっと先発起用よりに扱いが変わった
気がしますな~。思った以上に周りの先発待望論が大きい
事に配慮したのかも知れませんね~。今後は先発
投手が崩れても、「イニング投げないと…」とか言って
放置する事は少なくなるかも知れない。3点くらいで
藤嶋投入、5回くらい投げるってシーンが結構有るかも
知れませんね~。今季は打線も後半強い印象も有るから
いいかもね~。
とりあえず、松坂は7/8あたりで復帰とみました。いきなり
オールスターもしんどいだろうしね~。まあ、悪ければ
すぐに藤嶋になる感じになりそうかな?オールスターも
7/14の熊本で1,2イニングならいけそうな気がします。
投手でオールスターに出るなら、後はガルシアですかね~?
あと巨人の菅野ですが、明日の予告先発が決まってます。
通常なら、次は中6日でドラゴンズに投げて来るのは確定なんで
しょうが、6/26から広島との3連戦なんですよね~。最下位
ドラゴンズから確実に勝っておくか?首位広島に中5日で
挑むのか?これは今後のセ・リーグの優勝争いを左右する
決断になる気がします。由伸カントクの決断はいかに!?
(もちろんドラゴンズとしては、広島に行って欲しいな~)
当然、明日からの横浜も重要ですが、交流戦優勝のヤクルト
の状態も気になりますね~。鬼門神宮ですし、普通なら
今度こそ、3連敗しても全く驚かないですね~。ヤクルトは
最初は巨人の菅野相手だが、相手先発に今季初登板の
元ソフトバンクの左腕山田を起用するみたいだ。な…なんなの?
この思い切った起用は…。う~ん、不気味だ…。
阪神さんは新外国人がどんな働きをするのか注目ですね~。
投手は元々安定してるけど、若くて活きのいい投手がかなり
いるから、撃てれば必ず上がって来ると思います。ただ
メッセンジャーのローテは中4日でも投げて来るんで、全く
読めないな~。(雨天中止も有りそうだ)
とにかく、若手、ベテラン、外国人が2人ずつというこのバランス、
面白いと思います。上手く投打のバランスが取れれば大型の
連勝も夢では無いと思ってます。このオールスター前までの
18戦はとにかく重要です。頑張って下さい!もう退屈な夏は
過ごしたくないんです!!
オールスター前までの18戦の予想&考察 打者編
今日は打撃陣について考えてみたいと思います。
もうひとつだったような気がします。とは言え、それでも無死2塁の
ランナーを3塁に進める平田の打撃とか、珍しく犠牲フライでの
得点という理想的な得点シーンも有って、ちょっと期待出来そうな
兆しが有る気がしてます。ただ打線は水物ですからね~。
1番 大島
2番 京田
3番 アルモンテ
4番 ビシエド
5番 平田
6番 福田
7番 高橋
8番 大野奨
まあ、この先発オーダーはしばらく固定されそうですね~。1、2番の
入れ替えは有るかも知れないし、福田、周平は右左で替えられる
「左右病」が有るかもですが…。
まずは、この「左右病」について考えてみますかね~?DHの無い
セ・リーグの試合に戻っても、左だと荒木をセカンド起用は有りそう
です。右だと周平をサードにして亀沢を使ったりするかな~?
あくまで、個人的な見解ですが、私は左右病は「有り」派です。
何故かというと、抜けて来た投球でも「死球になり難い」からです。
ここまで野手では骨折などで離脱した選手はいませんでした。
特にビシエドは外角の球を打つのに突っ込んで行くので、右投手が
内角を狙った球が抜けた時は避けれません。昨年を思い出して
下さい。大島(大島が死球喰らったのは右投手だったけど…)と
ビシエドがいなくなって、どうだったかを。昨年は平田までヒザの
故障でいなくなってヒサンでした。まあその為に、今季はモヤを
獲得したとはいえ、阪神の若手投手(小野とか怖い~)とか危ない
です。ビシエドが左投手を打てるのは、そういう事情も有る気が
します。アルモンテの左右打ちは、そういう意味でも大きい気が
します。(まだ死球0)
とはいえ、周平には今季は規定打席に到達して欲しい。少しは
我慢して左でも使って欲しいですね~。(今ギリギリです)初戦の
横浜3連戦は今永が2軍に行ったので、来なくなりましたが
(替わりに石田とか?)東、浜口が来ても、周平を使ってみて
欲しいです。
あと、京田に特徴的なんですが、「早打ち」です。基本、波留打撃
コーチの方針は今季はこれを推奨してるみたいですね~。
その効果として良い方は、早いカウントでストライクを取ってくる
甘い球を捉えている事が多い気がします。周平の千賀からの
HRなどその典型ですね。あと、今季は三振が少なくなった気が
します。まあ追い込まれないんだから、そりゃ減るよな~。(これは
良いかどうかは微妙ですね~)
悪いのは、四球が奪えない事と相手投手の球数が少なくなる事
ですね~。四球を奪えないのは、ファールで粘れない、ボール球を
振るなども要素も絡んでますから、一概には言えないかも知れま
せんね~。個人的に結構評価してるのは、大野奨の打席です。
大抵、3-2まで粘ります。そこからファールでも粘ろうとしてます。
結果、そこからヒットや四球だと投手には球数以上のダメージを
与えるんですよね~。これは以前、井端がやってた事ですね~。
そして時には、甘くストライクを取って来た時は、初球から強く
振って行ったりもします。捕手もいやでしょうな~。
ホントはチームでこういう打撃が出来ると効果は倍増するんで
しょうが、まあ、1人でも打線にこういう人がいるだけで、結構
変わって来ると思います。(井端もほぼ1人だった)京田が
たまには、あきらかなボール球にバットが止まるかも?
あとはHRを打った後に打撃の調子が下がるのが困りますね~。
東京ドームで看板直撃のHRを打った後も冷えてました。特に
レフトへのHRが心配だな~。(2本ともや)ただ今季のビシエドは
外の変化球を見極めたり、上手く打ったり出来る確率が高いので、
そんなに長い期間打てなくなったりしないと思いますが…。
理想を追い過ぎちゃうんでしょうね~。
これは福田もそのタイプですね。しかし、ソフバンのバンデン
から完璧なHRを打った次の試合で右にHR打ってたので、
そんなに心配はいらないかな~?
あと、この傾向はたまにしかHRを打たない打者がHR打ったり
すると陥るワナな気がします。オープン戦で見事なHRを打った
大島もそのワナにはまってしまった開幕直後だった気がします。
まあ大島はその辺を上手く修正して来た様に思いますが…。
しかし、ここまで5本とは…。
右 荒木 堂上
左 亀沢 モヤ 工藤
両 藤井
捕 木下拓 武山
現状、控えの野手は現状はこんな感じですね。2軍と入れ替える
必要は有るかな~?正直、代打の1番手が藤井なのは少し
心許ないかな~?
とはいえ、下にいる戦力になりそうな選手は…
左なら野本、遠藤、右なら松井祐、阿部、石川くらいですが
守備の不安をおしてまで上げる価値は無いかも知れませんな~。
モヤをマルティネスと入れ替えた時、誰か上げるかな~?
あと、松井雅はギックリ腰だったみたいですね。私もギックリ持ち
なので判るけど、回復したら全く問題無いんですよね~。(しばらく
は…)木下拓はもっと活躍しないと、入れ替えさせられるかな~?
とにかく、現状はスタメンは結構固定して来るでしょう。そういう意味で
一番怖いのは、故障です。選手層はやっぱり「薄い」と言わざるを
得ないです。1枚でも選手が抜けるとかなり苦しいと思います。特に
アルモンテの状態は気になるな~。交流戦の最後は元気そうだった
けど…。
オールスター前までの18戦の予想&考察 リリーフ投手編
松坂はどうやら軽症で済むらしいですな~。とりあえずは大事には
ならなくてよかったです。6/29からの巨人戦には間に合わせたい
などと言ってるみたいですが、さすがに間に合わないかな~?
7/3からの9連戦の真ん中のヤクルトのナゴドに行ければいいんじゃ
ないかな~?
ともあれ今日は今後のリリーフについて考えてみようと思います。
現在、1軍にいるリリーフ投手はこんなところです。
抑え 田島
左 岩瀬
右 又吉 祖父江 木下雄 鈴木
敗戦処理 藤嶋
正直、最近やられてる投手ばかりですね~。まあ少し安定してるのは
祖父江くらいですかね~?
交流戦は18試合ありました。結果は7勝11敗でした。その中で
先発が十分な働きをした試合は11試合有りました。ちょっと微妙
だったが、リリーフ、打線の助けが有れば勝てた投球だったのが
4試合。そして完全に先発投手が試合を崩してしまった試合が
3試合です。(この3試合の中に吉見が序盤にやられたけど、打撃陣が
逆転してサヨナラにした試合が入ってます)しかし実際、勝ったのは
7勝(サロナラは入れないので-1)でしかなく、先発の好投を台無し
にして負けた試合が5試合有った事になります。しかも2番目の
リリーフ&打線のいいチームなら勝てた投球だった4試合も数に
入れれば、9試合もリリーフ&打線で落とした事になります。
半分がそんな試合なので、ホント、リリーフの重要性が判ります。
◎11試合 先発好投
△4試合 先発まあまあ
×3試合(サヨナラ試合含む) 先発崩壊
リリーフだけでは無い。打線にも問題が有るのは判ってますが、
リリーフがしのいでいる限り、負けは無い訳で、リリーフ陣には
頑張って欲しいです。
抑えの田島は劇場型だけどそれなりには結果を出してます。ここの
変更は必要無いでしょう。(た…多分…)
問題は勝ちパターンの7,8回を投げる投手です。ここは今までヒロシ
メインで岩瀬、祖父江くらいが担って来ました。ただ、ヒロシは4月の
無失点を続けていたのが嘘の様に、最近は失点を繰り返してます。
特に困る点が3点有ります。1つは四球を出してしまう事です。1つは
HRを打たれる事。そして最も私が嫌だな~と思うのは、球数が
多くなると打たれてしまう傾向が有る事です。ポンポンとアウトが
取れた時はさほど心配は無いんですが、HRを打たれたりした後にも
タイムリーされたり四球出したりするんですよね~。特にこれを
思ったのは、5/27の広島戦です。鈴木に2塁打後、ビシエドのエラーで
失点したのは仕方ないけど、その後の西川に3塁打打たれてもう1失点
したのが問題です。心のぐらつきが出てるのかな~?球の質がかなり
落ちている様に見えます。球数が多くなると心配になります。一人5球、
4凡で20球くらいが限界なのかな~?
岩瀬はかなり問題です。確かに1000試合登板は凄いけど、正直、その
記録の事が無かったら、当然2軍で調整が必要な状態です。とにかく
球が高い。ソフトバンク初戦、クリンナップの左打者3人に3連打くらった
時は次も打たれるだろうな~と思って見てました。経験で修正出来ない
状態なら、貴重な左腕ですが、一度2軍で調整してもらうのも手かな~?
と思います。でも、おそらく首脳陣は落とさないと思いますが…。
祖父江は、笠原が好投した西武戦、岩瀬の残したランナーを浅村に
2塁打されて返してしまったが、球の威力、変化球の切れ、コントロール
どれも高水準に有ると思います。ランナーを残したピンチにもそこそこ
信頼出来るので、ついつい使い過ぎてしまいますな~。小笠原の2勝目の
試合のピンチでの併殺など素晴らしかったです。正直、彼に8回を担って
もらいたいのは山々なんですが、そういう意味では彼以外、ピンチを
抑えてもらえる投手がいないのが現状なので、配置転換はしにくいですね。
他の投手が使えなくなってしまいます。
又吉はもう左打者(特にHRを打つ強打者)には使えないな~。ストライクの
入る日は右なら十分抑えられるとは思うけど…。使用するタイミング、
その日の状態の見極めが必要で使いにくいな~。森に満塁HRを打たれた
のはその典型でした。右打者2人に連続四球出して満塁にしてしまい、
左打者と勝負しないとならなくなってしまった。しかし、球の速さなど見ても
彼の力は必要なんで、どうにか上手く活用したいですね~。
あとは木下雄がいますが、これは枠の関係で入れ替えが大いに有りそう
ですね~。個人的には押してますが、もう少し変化球のコントロールが
欲しいです。速球派の特徴なのか、彼もヒロシと同じく球数が増えると
怪しくなりますね~。だから藤嶋の様なロングは無理っぽいですな~。
藤嶋に関しては、やっぱり先発は無さそうですね。ちょっと残念ですが、
まあそう来るだろうと思ってましたよ~。でも、どこかでまた先発機会を
伺う為にも、あまり使い過ぎてしまわないようにお願いしたいな~。
さて、現在1軍にいるリリーフ投手は以上7名ですが、今後下から上げる
投手はいるのか?考えてみましょう。
右
谷元 福谷 三ツ間 阿知羅 伊藤準 浅尾
左
岡田 小川 福
最近2軍戦で投げてるリリーフ投手は以上です。福は育成ですが、最近
状態が上がって来たのか、結構投げてます。某おしゃべりメガネ情報だと
育成から上げるなら福だという話です。ただ、まだまだ球速は140出ない
ようなので、もう少し掛かりそうですね~。
藤嶋を先発に回すならロング待機させる投手が必要ですが、その候補に
なりえるのは、伊藤準でしょう。四球が少し怖いですが、彼が適任でしょう。
ただ、おそらく藤嶋は配置転換は無いと思うので、彼の昇格は状態が
上がらないと無理ですね~。
岩瀬の代わりとなると、岡田と小川ですか。岡田は血行障害が有るので
無理使いは出来ない。昔はロングもいけたんですが、そんな使い方は
無理ですね~。でも、状態さえ上がれば、今の岩瀬のポジションなら
こなせそうです。小川は結構四球で崩れるようです。ワンポイントの
左投手はいると助かるのですが…。一度試してもいいかも知れません。
三ツ間は又吉とタイプがかぶりますね。オープン戦とかで見ても以前の
荒々しさが無くて、もうひとつの印象でした。球速も少し落ちてる印象
ですが、かれも1軍に上がればそれなりに必死でやる事は請け合い
ですね。面白いと思います。
谷元と福谷は祖父江の位置をお願いしたい存在なんですが…。どうにも
不安定です。祖父江の代りには、現状はなれない感じですね~。とはいえ
木下雄の代りにはなれると思うので、この当たりの交換は有りそうです。
阿知羅は1軍首脳陣に嫌われてでもいるかの様に、評価されませんね~。
投球が適当な感じ?ポカしそうなのは怖いかもな~。でも、球速もそこそこ
出るし、こちらも木下雄の位置ならいけそうですが…まあ、上げない
でしょうな~。
最後は浅尾です。かなり投げてます。彼ならもしかしたらロングも可能
なのかな~?以前の様に、速球をバンバン投げる投球では有りません。
打ち損じを狙った配球勝負の投球です。でも、テンポは相変わらず
いいですし、敗戦処理ならすぐにでもいけると思います。問題は
浅尾をそのポジションで使ってファンが納得するかの方が問題です。
個人的には、それでも使って欲しいと思います。何と言っても、彼の
フィルディングは超の付く一流選手のそれなので、打たれてもしょうが
ないくらいの展開なら、大丈夫だと思います。しかし、昔の名前で変な
期待をするのは禁物ですよ~。首脳陣もファンもその辺は冷静に
お願いしたい。
さて、一通りリリーフ投手について考えてみたが、正直「厳しい」と
言わざるを得ないです。信頼おける投手が1人もいないと言っても
いいぐらいです。速い投手はコントロールに問題有るし、テクニックの
有る投手はスピードが足りない。マルティネスをリリーフ起用も
面白いかも知れませんが、最近は2軍でも、先発しかしてませんし、
あのクイックではランナーが出ると不安過ぎますね~。
抑えはスピードが有って決め球が有る投手が望ましい。オリックスの
リリーフは誰でも抑えいけそうなくらい高レベルだった。左キラーと
呼ばれる様な変則左腕がパ・リーグには多くいたな~。日本ハムの
宮西、ソフトバンクの嘉弥真、楽天の高梨。あんな左がいると筒香、
丸、阿部、糸井、福留とか抑えるの楽そうだよな~。小川には無理
かな~?来期のドラフトではそいう投手獲得出来ないもんかな~?
いやいや、問題は今の現状を何とかしてくれるリリーフでしたね。
しかし、考えれば考える程、難しいですね~。投手コーチに同情
してししまうくらいです。こうして現状のメンバーを見て来た結果
私に言える事は「やられても仕方無い、誰が行っても結果は同じ、
暖かく見守ろう」という結論でした。適材適所に投げさせて、それで
ダメなら仕方無いと思える様になりました。もう投手コーチを
責めるのは、ほどほどに(しないとは言っていない)しま~す。
ただ、交流戦が18試合で、今回もオールスターまで18試合なので
リリーフが落とした9試合が少しでも減ったかどうか検証はして
みようと思いま~す。(お願い、減ってて~)
明日は打者編やろうかな~?
オールスター前までの18戦の予想&考察 先発投手編
やっと交流戦が終わりました。何か…疲れたな~。ともあれ
セ・リーグ再開に向け、オールスターまでの18戦について
あれこれ考察して予想をしてみようかと思います。今日は
先発投手について考えてみます。とはいえ、先の長い話
なので、結構大雑把です。また再開直前にもやろうと思って
おります。
とりあえず日程の確認です。
6/22(金)横浜(ナゴド) 小笠原
6/23(土)横浜(ナゴド) ガルシア
6/24(日)横浜(ナゴド) 吉見
6/25
6/26(火)ヤクルト(神宮) 笠原
6/27(水)ヤクルト(神宮) マルティネス
6/28(木)ヤクルト(神宮) 山井or藤嶋
6/29(金)巨人(ナゴド) 小笠原
6/30(土)巨人(ナゴド) ガルシア
7/1(日) 巨人(ナゴド) 吉見
7/2
7/3(火)阪神(甲子園) 笠原
7/4(水)阪神(甲子園) マルティネス
7/5(木)阪神(甲子園) 藤嶋
7/6(金)ヤクルト(ナゴド) 小笠原
7/7(土)ヤクルト(ナゴド) ガルシア
7/8(日)ヤクルト(ナゴド) 吉見
7/9(月)横浜(横浜) 山井
7/10(火)横浜(横浜) 笠原
7/11(水)横浜(横浜) マルティネス
まず、決定事項と思われる事は…
週末の金曜日、土曜日、日曜日の3連戦はナゴドで試合が有る事で、
ここでは今季一番安定した投球をしている3人を先発させたいですね。
かれらで2勝1敗のペースを作って頂きたい。ただ、これは他球団も
同じ目論見を持って狙って来るので、目論見通りに行くかどうかは
やってみないと判らないですね。ただ、ナゴドでの勝率は優秀ですし
勝ち目の高い戦いが出来るのではないかと思ってます。まあ巨人戦で
菅野が投げて来るのがほぼ確定(?)してたりしますが…。
あと山井の横浜の起用はかなり有りそうな気もします。吉見はヤクルトに
回るかも知れませんね~。とにかく山井は7/3からの9連戦の最後の
浜スタでの横浜3連戦では必ず先発すると思います。これは相当
自信が有ります。鉄板馬券です。
あとマルティネスの起用ですが、代打の1打席の為にモヤを上げたり
下げたりするのは有効とは思えません。平田の状態がよっぽど悪く
ならない限り、モヤは2軍で頑張って頂いて、マルティネスには
ローテでしっかり回って頂きたいです。2軍では無双状態なので
1軍で経験をつめばここから10勝してもおかしくないと思います。
というか、それくらいしてもらえないとAクラスは無理です。
笠原も完全にローテで回ってもらいたい。何かボケ~としてて
あまり環境の変化にも鈍感そうで(ゴメン…)ビジターゲームには
強そうなので、ビジター初戦で回ってもらいたい。相手捕手は当分
木下拓でいいと思います。結果を出せば出場機会も多くなって
いくと思います。なんと言っても大野奨の肩にはいつもがっがり
してますので(もう少し低く投げて少しはきわどく頼むよ~)、彼には
期待してしまいます。(まあ2軍の加藤はソフバンの甲斐並みだと
思ってるので、1軍でも見たいけど…)
松坂に関しては、故障の状態の報告待ちですが、正直、オール
スター明けまでは戻って来れないと予想してます。何とかオール
スターでは1イニングだけでも投げてくれるといいのですが…。
まあ、私はあまりオールスターって興味無いので…どっちでも
いいですが…。
問題は、昨日好投した藤嶋です。個人的には先発して欲しい。
何と言っても…「打席が見たい」です。(笑)特にビジターでは
乱戦になると思うので、先発投手が打つと面白い試合になる
はずです。ピッチングもテンポがいいので、勢いでそこそこ
結果出せるんじゃないかと思うんですが…。ただ、首脳陣の
考えは違う気がしてます。ロングリリーフが他にいないとか
言って、まだロング起用してきそうな予感がしますな~。朝倉
コーチの後輩なのも無茶使いされそうな要因ですね。(笑)
まあ、これは首脳陣の考え方次第だと思います。他に使いたい
先発がいるなら、彼の先発は無いと思いますね~。残念
ですが…。
とりあえずこんな感じでしょうか?目標としてはホームの9戦で
6勝3敗、ビジターの9戦で4勝5敗、トータルで10勝8敗の貯金2
ってとこですかね~?もっとポジティブに考えれば、12勝6敗で
借金を完済して欲しいですが…。う~ん、無理っぽい。
首位広島との対戦が無い、巨人、阪神との試合が3試合と多くなく、
ヤクルト、横浜とは6戦ずつ有ります。そういう意味ではヤクルトの
状態が気になりますね~。交流戦の優勝は意外過ぎました。
けっして弱くはないと思ってましたが…。先発は小川が戻って
来たくらいだと思うんですが…。横浜は、おそらくいきなり
左投手3人が先発して来る気がします。東、浜口、今永はキツい
かも知れんな~。(まあラミちゃんはずらして来るかも判らんけど)
ただ、打線の故障者が結構出てて苦しんでるみたいですね。
ロペスは間に合うとかいう話も聞いたけど…どうなのかな~?
2軍の投手は現状、この間、鈴木翔が打たれたりしてますので、
当分戦力にはならないかな~?大野が明日からの2軍戦で投げる
のかな~?とにかく藤嶋が先発に回るなら、誰かをロングリリーフ
待機させないといけません。誰が上がって来ても、四球が多い
投手はロング向きじゃないんだよな~。準規、小熊、三ツ間、
阿知羅。この辺かな~?詳しくは明日の中継ぎ投手編で~。
6/17 ドラゴンズvsライオンズ 試合後 考察
◎ドラゴンズ 11-3 ライオンズ
中スポを読んで、試合開始がPM1;00である事に気づいたのは
試合直前だった。試合前考察する時間も無くて、まいったな~と
思いながら、試合を見始めた。いきなり大島がヒット、荒木(へ~
今日荒木が2番なんだ~と気づく)のショートゴロの1塁送球が
少しそれたのを、ファースト山川がキャッチミスで後ろにそらし
ランナーが進塁して、無死2,3塁のチャンスとなった。先発は
左の榎田だ。右モンテには期待出来ると思って見てたら
ショートゴロ。しかし、前進守備では無かったので、ホームには
投げず1点先制した。さらにビシエドが内角の球を詰まりながら
センター前にポトリと落として、もう1点。「やった~!いきなり
2点もらったよ~!これなら松坂もいけるんじゃないの?」と
思って1回裏のマウンドが映ると…そこには藤嶋が立っていた。
「???」私はこの時初めて、松坂が直前に先発を回避した事を
知ったのだった。
何やら背中の張りだったらしいですね。肩じゃなかったのは良かった
かもな~。中スポにも前日の情報として、いつもよりキャッチボールを
ゆっくり投げてたとか書いて有ったので、この間のお尻の張りが良く
ないんじゃないの?と少し心配はしてたのですが…。今後の登板
予定も白紙ですな~。とはいえ、そろそろ先発で見たかった藤嶋だ。
逆に期待が高まったのは否定出来ない…。
その藤嶋の1回の裏。いきなり先頭秋山、源田に連続ヒットされ、無死
1,2塁のピンチを作ってしまった。ところが、ここからが圧巻だった。
浅村、山川、栗山の3人を連続三振に抑えてみせたのだ!2回裏も
森から三振を奪って、2死後に炭谷にはヒット打たれたが、続く
金子は抑えてみせた。
すると3回表、先頭大島が四球で出塁し、荒木がセーフティーバントを
3塁前にした。3塁外崎は、投げられなかった。(エラーかと思ったが
ヒットだった)アルモンテはレフトフライに倒れたが、ビシエドに四球で
満塁にすると、平田にも四球で押し出しだ。何だろ?何か得点くれてる
気がする…。ここで周平がレフトにしっかり犠飛を放ちさらに1点。2死
1,2塁で福田が低めの球をレフト前に運び、微妙なタイミングでまた
奈良原やらかした?!と思いきや、ビシエドが上手く内側に滑り込んで
セーフとした。まあ2死なら当然突っ込むタイミングだったね~と
奈良原コーチへの信頼を回復させた。この回計3点。全部で5点だ。
さらに4回には1死後、大島をまた四球で出してしまうと、榎田は南川
という投手に交替した。荒木の時、大島が盗塁死したが、荒木、
アルモンテが連打後ビシエドが豪快にレフトスタンドに放り込んだ。
3HRだ。さらに平田周平の連続2塁打でもう1点。この回も計4点。
合計9点だ!う~ん、昨日まであんなに得点が入らなくて苦労して
たのにな~。とはいえ、去年神宮で10点差を逆転負けしたので
安心はしないよ~♪
4回裏、先頭栗山がヒット出塁。1死後、森にセンターバックスクリーンへ
HRを打たれてしまった。いや~凄い当たりだったな~。少し嫌な
予感が湧き出す…。5回裏も秋山源田に連打され、「あれ?これ
繋がったらかなりヤバくない?」と不安が高まり出しそうになったが、
続く浅村を併殺に打ち取って、山川には今日初めての四球を出して
しまったが、栗山を3塁ファールフライ(周平フェンスに体を当てながら
ナイスキャッチ!)に打ち取り、藤嶋は勝利投手を権利をゲット
したのだ。
結局、藤嶋は6回投げて2失点だった。ヒットは毎回打たれ9安打も
されたが、相変わらずテンポがいいし、コントロールが連続で
出来てない球もほとんど投げなかった。相手が山賊である事を
考えれば、よく投げてくれたと思う。松坂目当てに集まったファン
には残念だったでしょうが、ドラゴンズファンには松坂勝利と
同等か、それ以上に嬉しい好投だったと思う。
その後は7回裏にヒロシが浅村に高めのボール球の速球を見事に
弾き返されHRにされたり、8回表にビシエドがまた2HRを打って
今日6打点稼いだりした結果、11-3と交流戦最後の試合を圧勝
して終了となった。
正直、ライオンズのリリーフに今日の様に襲い掛かるのをもっと
早く見せて欲しかったな~。これで交流戦は7勝11敗の借金4で
終わりですか…。カードの連敗スタートが4回も有った事を考えると
1度もカード3連敗しなかった事は誇っていいかも知れない。
アルモンテの不調の中よく粘ったと言えるだろう。ただ、勝てた
試合を何度も落とした印象も有ったので、手放しに満足とは
言えませんが…。
ベテラン投手の踏ん張りと失敗、リリーフ陣の整備と失敗、小笠原
笠原、藤嶋の今後に期待出来る好投などなど、投手陣は再整備が
始まりますな~。見極めての起用が難しいですね~。
打撃陣は平田が好調のまま(ヒザの状態は大丈夫そうで安心した)
いけたし、周平も少しずつだが、前に進んだ気がする。アルモンテも
最後に3安打で少し復調気配か?この4日間の休みでさらに状態が
上がって来るといいのだが…。ビシエドは最後に帳尻を合わせた
かな~?福田はまだ量産体制には入ってなさそう。大島は確実に
状態は上がって来てる。京田は横ばいかな~?いいヒットが出る
時も有るんですが…。大野奨の粘りはいいけど、肩がな~。木下拓の
起用も増えそうですね。
借金を4つ増やして借金6か~。混戦セ・リーグとはいえ、ヤクルトの
躍進は不安材料ですね~。神宮が怖いな~。来週金曜日、ナゴドで
ベイスターズとの3連戦から再開で~す。
6/16 ドラゴンズvsライオンズ 試合後 考察
ドラゴンズ 2-9 ライオンズ
初回の攻撃、先頭大島がカスティーヨの初球を引っ張った。かなりの
当たりだったがライト正面でアウトになった。だが、私はこの当たり
を見て、戦前から思っていたが、「こりゃ勝ったな」と確信した。
中3日(何か危険球退場だったらしい)のカスティーヨの状態だけが
残る唯一の懸念材料だと思っていたのだが、これなら捉えられると
確信したからだ。
それは1回裏、ガルシアが満塁のピンチを作っても揺るがなかった。
最後、森が三振したのを見て「まあいつもの事」くらいに思っていた。
2回表、1死後平田が四球で出塁したが盗塁はリクエストが有ったが
アウト。この回も得点出来なかった。ただ、ビシエド、平田の右打者が
カスティーヨの内角をかなり意識した感じのバッティングだったのは
少し気になったが…。
2回裏も先頭木村を四球で出すと盗塁され、松井のセカンドゴロで3塁に
進んだが、金子を前進守備のショートゴロ、秋山もショートゴロに打ち
取った。
3回裏、そろそろかな~?と思っていたら、1死後大野奨がいいライト前
ヒットで出塁。しかし、京田、大島は凡退した。特に大島は内角高めを
怖がった様な感じでピッチャーゴロでちょっと「オイオイ、さすがに怖がり
過ぎでしょ?」と思った。
3回裏、ガルシアが四球を3つ出してしまった。1死満塁で森だ。だが
左にはそう簡単に打たれるはずが…。森の当たりは1,2塁間を抜けて
いってしまった。結局、この試合秋山、源田、森という3人の好打者の
左打者相手にガルシアは全部で11打席で1安打1四球だった。その
1安打がこの安打だった。しかも、その後も2死満塁で松井に押し出し
してしまいもう1点取られてしまった。2点先制されたが、まだまだ
慌てる程の点差じゃないと思っていた。
4回表も先頭亀沢の内野安打が出たが、その後、アルモンテ、ビシエド
平田が外野フライ3つだった。だが、結構いい感じな気がした。そろそろ
かな~?と思っていたら5回表、先頭周平がいい当たりで右中間を
破って2塁打、モヤ四球で、大野奨送りバントで1死2,3塁のチャンスで
京田だ。セカンドゴロだったが、1点もやってもいい守備体制だったの
に浅村はバックホームした。セーフ!野選で1点だ。さらに1,3塁で
大島のセカンドゴロでもう1点。これで同点だ。
5回裏、ガルシアは序盤から四球が多く球数がいっていた。これ以上
四球を出したくない。そんな心理が働いたのか、先頭外崎に3-2の
カウントからストライクを取りに行った球をものの見事にレフトスタンドに
運ばれた。日ハム戦で大田に打たれたHRを思い出し、勝ちの確信が
グラリと揺らいだ…。いやいや、まだたった1点差だ。と気持ちを立て
直したが、1死から木村に二塁打を打たれた。ここでさらに揺らいだ
シーンが起きた。松井が何の変哲も無い少し浅めのセンターフライを
打ったのだが、大島がキャッチした瞬間、2塁ランナー木村がタッチ
アップで3塁に向かったのだ。送球がそれ、楽々セーフだったがちゃんと
した送球が行けばアウトのタイミングだった。こういうスキを見逃さない
野球が出来るのが、ライオンズの強さなのだと思い知らされた時
自信がかなり揺らいだのだ…。おそらく、辻さんは大島がああいう時
緩慢なプレーをする事をナインに伝えていたのではないだろうか?
そんな気がする…。
6回表、そろそろカスティーヨを捉えてくれよ~と焦って来たが、3番から
の攻撃が3者凡退に終わった。ゾクリと不安がよぎる…。そして6回の裏へ。
それでも、ガルシアは秋山、源田の左をしっかり抑え、浅村に四球を
出したところで球数は120球を越え、又吉に交替となった。最近小さな
成功を重ね少しずつ信頼が上がって来ての交替だったはずだ…。
ところが、山川は勢いで抑えてしまおうと思ったのが少し外れて
四球を出した。ここで外崎には丁寧に投げようとしたのが逆に作用
したのかさらに四球で2死満塁となってしまった。ここで苦手な左打者
森だ。昨日は森は四球で出したが、栗山、金子は抑えていた。
何とか3-2のカウントに持っていったが、最後は真ん中の球を完璧に
打ち返されてしまった。満塁HRだ!勝ちの確信が負けの確信に
一気にひっくり返った瞬間だった…。
7回表、先頭の周平の鋭い当たりがファーストライナーになった時、完敗を
確信した。どんなに重量打線を持っていても、スキの無い攻撃が実行
出来ないチームは強くはならないのだ。結局、カスティーヨを捉える事は
出来なかった。
7回裏、木下雄はワイルドピッチで1失点、山川に「そんな打ち方でセンター
前に!?」って感じのバッティングで1失点して、計2失点だった。8回裏は
無難に抑えただけに、ちょっと惜しい内容だったかな~?まあ敗戦処理
としてはこんなもんですかね~?
弱いとされてた、ライオンズリリーフだが、8回表を松本、9回表を南川に
きっちり抑えられてしまった。う~ん、完敗だ。
戦力の状況的に勝っていい、勝たなくてはならない状況だったはずだ。
だが、ガルシアに球数を投げさせ、チームで早期降板させたライオンズの
攻撃は決して、山賊打線と称される様な雑なイメージとは違っていた。
これは、パ・リーグの強い相手と戦って来た経験のなせる業なのか?
う~ん、強い!!
これで、また3連敗の最悪な状況で、松坂に期待する事になってしまった。
これで何度目だろう?ホント、情けないな~。それでも、期待するしか
ない…。かつて、今よりもっともっと強かったライオンズの象徴だった男に
学ばせてもらいましょう!