5/27 ドラゴンズvsカープ 試合後 考察
◎ドラゴンズ 8-7 カープ
9回裏、2死満塁、代打エルドレッド、マウンドには連日の大劇場の
田嶋だ。1-1から投じた球は真ん中へ。完璧な当たりが飛ぶ。
だが…ファール!絶望が希望に変わる。そして、4球目をハーフスイング。
振った!三振、ゲームセットだ!聞けばマツダでは4年ぶりの連勝
なのだそうだ。それほど「苦手意識」を植え付けられて来たのだ。
この連勝はとても苦しい辛勝だったといえよう。だが、みんなで勝ち取った
連勝なのは事実だ。過信になってはいけないが、交流戦にも胸を張って
向かいましょう!
初回、相変わらず凡打する時はあっさりと1,2番が倒れた後、アルモンテが
ヒット出塁したが、ビシエドがセカンドゴロでチェンジ。九里は思った以上に
変化球が多い印象だった。フォークが右に曲がりながら落ちる。スライダーも
いい。悪くない感じだが、不思議とそんなに打てない球でも無い気がした。
さて、1回の裏。問題の大野雄のピッチングだ。いきなり3者連続四球である。
先頭の田中を追い込んだ時は球の走りもいいので、好投しそうな感じ
だったのだが、きわどい球をボール判定されたり、ファールで粘られると
もうダメだった。無死満塁から、鈴木の打ち取った当たりが大野の頭上を越え、
1塁はアウトなったが、1人生還。そして、また新井を四球で出し再び満塁と
すると、野間の打球も大野の頭を越える。また内野ゴロで失点。計2失点だ。
それでも、いい当たりは飛んでいないのも事実だ。球は悪くない、まだいけると
思っていた。2回裏も3人で抑えた。しかし、3回裏、1死後、松山に初めていい
当たりをされヒット。鈴木には初球、初めてカウント球のスライダーでストライクが
取れた。そして、続けて同じ球を投げると、HRである。いや~、そんな切れの
有る変化球でもあるまいし、それ続けるのは…。正直、雅のリードにも疑問符が
湧いた。結局、大野は次の回、チャンスで打順が回って来たので、代打を送られ
交替となった。それが無ければ、もう1回は投げてたかな?このまま、また2軍
降格かな~?(山井もちょうどいいしな)個人的には、もう一度、見たい気が
したのですが…。
打線の方は打てそうで打てない九里に4回まで抑えられてしまった。6安打は
していたが、2死からのヒットが多く、大きなチャンスでは無かった。5回表も
また1,2番が倒れて、ちょっと諦めムードになった時、アルモンテの左中間の
凡フライをセンターとレフトがお見合い(太陽が重なったのかも?)して2塁打に
なった。そこで、ビシエドが上手くライトへタイムリー2塁打でやっと九里から
1点を取った。しかし6回表は福田、周平(今日4安打!)の連打後、送りバントを
失敗、代打藤井が併殺と攻め切れない。
その間、4回、5回を福谷が抑え、6回裏は岡田が登板した。簡単に2死を取った
後、3連打を浴びて1点を奪われた。また4点差に戻ってしまい、かなりキツく
思えたが、7回表、1死後大島、アルモンテの連打、そしてビシエドの2点
タイムリーで2点差となった。ここでようやく九里は降板となった。正直、もっと
早く攻略出来た気がした。さて、1死1塁で登板したのは、今村だった。打者は
平田だ。その平田がライトスタンドに同点HRを打ってくれた。
7回裏はヒロシだ。連投だが、ここはこの男しか無い。しかし、先頭鈴木にサード
福田のグラブを強烈に強襲する当たりを打たれてしまった。その当たりが
2塁打になってしまった。続く、新井の当たりはファーストビシエドの前に飛ぶ。
少しイレギュラーした打球をビシエドが横に大きく弾く。2塁ランナー鈴木が一気に
ホームへ突っ込んで来た。タイミングはアウトに見えたが、判定はセーフ。
リクエストして、センター側のカメラの映像を見るとセーフだった。う~ん。
さらにヒロシは西川にもタイムリー3塁打を打たれ、計2失点だった。
8回表、投手は一岡にスイッチ。(ジャクソンは昨日やられたし、連投になるから
止めたのかな?)先頭、亀沢の当たりはショート田中のグラブに納まったかに
見えたが、グラブから飛び出し、球が落ちない様にもう一度グラブに当てて
何とか取ろうとしたが、最後には地面に落ちた。曲芸の様な珍プレーだった。
だが、そこから、1死後大島、アルモンテの連打で、満塁のチャンスでビシエドだ。
ビシエドは早々に追い込まれたが、3-2まで粘った。3ボール目のカーブはよく
見送ったと思った。そして、最後の外の低めの球も難しい球だったと思うが
右中間に走者一掃の3点タイムリー2塁打を打ってくれた。これで逆転だ!
この試合、初めてリードを奪った瞬間だった。
そして、そのまま、9回裏を迎えたのだ。何とか先頭を取ってくれと祈る間も無い
程あっさり鈴木にヒットを打たれ、安部には送りバントを決められ、野間には
ライト前ヒット。平田が前にいて生還は許さなかったが、1死1,3塁の大ピンチ
である。代打バティスタだ。田嶋は何とかここは三振に取った。だが、その間に
1塁野間に盗塁され、2,3塁になった。次の打者は先程ヒロシから、タイムリー
3塁打の左打者の西川。そしてネクストにはエルドレッド。選択の結果、西川を
申告敬遠、エルドレッド勝負となった。結果は三振で何とか勝ったが、ホント
田嶋の抑えはシンドいな~。でも、ヒロシは2失点(勝ち投手ですな)してるし
まだまだ、田嶋頼みなのかな~?あぁ…しんど…。
それにしても、ここに来てビシエドが頼もしい。正直、バッティングは融通の
利かない、不器用な感じなのは、さほど改善されてるとは思わないけど、
ちょっと耐球したり、ちょっと右に打ったりといったちょっとした変化に
よって引き起こされる結果が随分違っている気がする。外国人同志の
まとめ役としての役割も、ビシエド自身に好影響をもたらしてる気もする。
ガルシア、アルモンテの好調も彼の存在を抜きにしては語れない気も
します。モヤ、マルティネスも含めた活躍が楽しみです。(あと怪我、
特にデットボールには気をつけて欲しい)
さ~て、地獄のロードでしたが、何と!3勝2敗と勝ち越して終了です。
借金は2です。昨年は借金8で交流戦でした。とりあえず、3試合多く
勝ったって事ですな。正直、6連敗して借金9で交流戦も覚悟してた
だけに、素直に嬉しいです。交流戦も大変でしょうが、楽しみたいと
思いま~す。(長期連敗は勘弁して~)